光造形タイプのマシンで排気バルブの生産へ!

沖縄県内で、特に勝連半島、南城市のもずく養殖の潜水漁業で漁師たちに愛用されている潜水機器「旭面」・・・。

その旭面は現在弊社で製造させてもらっている製品です。

その旭面の新しいバージョンに、以前にはできなかった耳抜き機能を合理的に持たせた排気バルブを考案、そして搭載することが出来ました。

光造形タイプのマシンで排気バルブの生産へ!

それを弊社内の3Dプリンターで生産しています・・・。

これは通常はスプリングの反発力で開いている排気弁を、手動で意図的に排気される空気を留め、マスク内の内圧を高める事でマスクの内容積全体を使い、鼻を摘まむのと同じ効果を持たせることで出来る耳抜きシステムです。

手を離せばスプリングの反発力でまたバルブが開き通常の廃棄が行えるという単純かつ画期的なバルブシステムです。

光造形タイプのマシンで排気バルブの生産へ!

これを設計、製造、組み立て、販売までの全ての工程を完全内製化により達成させることが出来ました。

バルブ本体の水密性と逆止弁との密着性、またはスライドする部分の摩擦係数を考えると光造形タイプSLAの3Dプリンターにより生産することが望ましいと思われます。

光造形タイプのマシンで排気バルブの生産へ!

ただ光造形タイプの3Dプリンター使用だと、どうしてもサポートを取り除いた後のサポート痕が目立ち、またそのサポート痕が水密性を邪魔してしまう事で出来るだけサポートが付かないプリント方向を考えるか、またはサポートが付かないデザイン形状をはじめから考慮した専用デザイン設計を考え出すなどの考慮が必要になります。

そうなると一番きれいに滑らかにモノを作り出すためにはプラットフォームに直付けで造形するのがいいのですが、そのためには色々ならではの条件を満たさないとならないのですが、そんなテクニックを駆使するのも3Dプリンター使いの醍醐味なのかもしれません・・・。

ゼロスタートからでしたが、現在では、強度、機能、デザイン、クオリティー的にも満足なプリントテクニックを何とか行使できるようになりました・・・!



アサヒ3D製作所

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